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第19話 連携訓練

Auteur: 米糠
last update Dernière mise à jour: 2026-01-03 07:05:32

 週末の朝。

 学園の講義がない休日、セリウスたち五人は揃って冒険者ギルドへと足を運んでいた。

 通りは市場の開く時間とあって活気にあふれ、焼き立てのパンの香りや果物の甘い匂いが風に乗って流れてくる。

 だが五人はそちらに目もくれず、ギルドの扉を押し開けた。

 中に入ると、冒険者たちの笑い声や武具の音が飛び交う。

 先週、ゴブリン討伐を終えて「見習いランク」から一歩昇格し「初心者ランク」になった彼らは、これまでより幅広い依頼に挑めるようになった。

「さて、今日はどんな依頼が残ってるかな」

 アランが真っ直ぐに掲示板へ歩くと、他の四人も続いた。

 板に並ぶ羊皮紙には「農地の害獣退治」「護衛任務」など、これまで手を出せなかった依頼も含まれている。

 初心者向けの「迷子のペット探し」や「荷物運び」、「薬草の採取」ばかりだった頃を思い出し、セリウスは少し胸が高鳴った。

「おっ、『森の盗賊団の動向調査』なんてあるぜ! こういうのこそ冒険って感じだろ!」

 オルフェが目を輝かせる。

「夏休みにダンジョン探索を行うのが当面の目標だ」

 アランがすかさず却下する。

「ダンジョンに潜れる実力や、ノウハウを身につけるために役に立ちそうな依頼を探そう」

「……だったら、これなんてどう?」

 リディアが指さしたのは『洞窟コウモリ退治』の依頼票だった。それは以前見習いランクに出されていた簡単な依頼である。先週はなくなっていたが、また出されたらしい。見習いランクで、依頼が失敗しての再依頼かもしれない。

「暗い場所で素早い相手と戦うって、まさにダンジョンに似てるじゃない。投げナイフや槍の訓練にもなるし」

「おお、確かに! 暗がりで翼のある敵だなんて、ダンジョンっぽいじゃないか!」

 オルフェが目を輝かせ、大剣の柄を叩いた。

「よし、俺の出番だな!」

「……いや、コウモリ相手に大剣を振り回すのは非効率なんじゃないか」

 アランが冷静に指摘すると、オルフェはむっとして反論する。

「効率だけが全てじゃないだろ! 俺
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